敏腕PMブログ

2010 年 3 月 のアーカイブ

チームのパフォーマンスを最大化させる

2010 年 3 月 26 日 金曜日

皆さんこんにちは!
エスキュービズムの輪湖です。
今日からPMブログの執筆陣に加わることになりました。これからよろしくお願いいたします。

プロジェクトマネージャーの重要な役割は、「チームのパフォーマンスを最大化させる」ことだと思っています。そのためには何をすべきか、PMは日々頭を悩ませます。チームのパフォーマンスを定式化するとすると、私は以下のような式をイメージします。

チームのパフォーマンス = Σ(単位時間当たりのパフォーマンス:P×時間:T)i+α

つまりチームのパフォーマンスを最大化するためには、次の4つを上げることを考える必要があります。

  • P(パフォーマンス)を上げる
  • T(時間)を増やす
  • i(人)を増やす
  • αを増やす
まず、単位時間のパフォーマンスと時間について。
どちらかを上げれば、全体のパフォーマンスには影響を与えるのですが、実は単位時間のパフォーマンスと時間は相関せず、
長時間働くことは逆にパフォーマンスを下げる要因にもなります。パフォーマンスを落とさずに働ける最大時間を目指すのが、PMの腕の見せ所の一つだと思います。

次に人を増やすについて。
これは、一番容易だと思われがちですが、単純に頭数を増やしてもそれがダイレクトに貢献するのはなかなか難しいと思います。それは、キャッチアップコストが掛かるということと、人数が増えることによって合意形成までのコミュニケーションコストが余計に掛かるからだと思っています。したがって、最適な人数を見積もることと参画タイミングを見極めることがまた重要です。

次にαについて。
αとは何か。私はシナジー(相乗効果)と呼んでもいいと思っていますが、実はこれが一番効く気がしています。成功するチームには必ずこれがある。そういっても過言でないほど、私はこの力を信じています。ゴールを達成するために、皆で一致団結して困難な課題を乗り超えようとする力、そういうものが共有されているチームは強いと思います。それをいかに作り出すか。私にもまだこれだという答えはありません。それは、自分のテーマとして、今後いくつモノプロジェクトを経験していく中で追い続けていきたいと思っています。

このようにPMは、様々なファクターのバランスを取りながら、チームのパフォーマンスの最大化を目指す。そんなチャレンジを日々していくのだと思います。

モチベーションをAgeる/Sageる要素って?

2010 年 3 月 20 日 土曜日

皆さんこんにちは!エスキュービズムの大橋です。

今日からPMブログの執筆陣に加わることになりました。3人の中では癒し系のPMとして、皆さんに役立つ情報を提供できたらと思います。

さて、今回のお題は『モチベーション』です。PMのスキルを語るときに、チームメンバーのモチベーション云々というのはよく言われます。でも、モチベーションをAgeる要素って何だろう?最新技術?プロジェクトの規模?そう、なにがモチベーションを高めるかは、人それぞれです。

では逆に、モチベーションをSageる要素って何でしょう?1つには『ストレス』があるのではないでしょうか。

ストレスは『時間的裁量権(時間の自由度)』と『心理的ノルマ(やらされてる感)』に大きく影響される、という説があります。たとえば仕事量はさほど多くなくても、時間的裁量権が少なく心理的ノルマが多い(そのため達成感の得にくい)ウェイターやラインの組立工といった職業はストレスの多い職業といえます。一方、仕事量は膨大なのに、達成感があり時間的裁量権の多い医者や弁護士といった職業は、以外にストレスが少ない職業といわれています。

つまりストレスは必ずしも仕事量に左右されるわけではなく、達成感や時間の自由度に大きく影響されます。

そこで、たとえばエンジニアのモチベーションが下がっているな、と感じたときは、仕事の時間の一部を自分のやりたい勉強に使うことを許したり、早めに帰らせて時間の自由度を増やすことで、結果的にストレスが下がりパフォーマンスを上げることができるかもしれません。

逆に、仕事が終わっても早く帰りにくい(時間の自由度が奪われている)、なんて職場になってたら、危険ですよ!

今回はストレスについての1つの考え方をご紹介しました。こういったメンタルな面は経験も重要ですが、知識量でも大きく対応が違ってくると思います。ぜひ皆さんも、いろんな考え方を学び、実践して、PM力を高めてください。

ではまた!

参考文献:松崎 一葉『会社で心を病むということ』東洋経済新報社 2007年