敏腕PMブログ

2010 年 7 月 のアーカイブ

もしサッカーの代表監督がドラッカーの『マネジメント』を読んだら

2010 年 7 月 14 日 水曜日

村瀬です。こんにちは。

先週末、約1ヶ月に渡って行われたサッカーワールドカップ南アフリカ大会が、全て終了しました。
試合時間が深夜だったので、遅くまで起きて試合を観た次の日に、会社で眠い目をこすりながら仕事をしていたという方も多いのではないでしょうか。

さて今回のワールドカップ、最終的にはスペインの劇的な初優勝で幕を閉じたわけですが、同時にチーム「マネジメント」の重要さがよく表れた大会でもあったと思います。
象徴的だったのが、前回準優勝ながらグループリーグで敗退したフランスと、そして限りなく低い前評判を覆して決勝トーナメント進出を果たした我らが日本代表です。

フランスは当時世界ランキング9位の強豪国であり、グループリーグの突破は確実視されていましたが、選手と監督との確執からチームが崩壊し、結局1勝も挙げられずに南アフリカを去りました。
一方日本代表はと言うと、ワールドカップ本番前の強化試合で4連敗、前評判も最下位から2番目という惨憺たる状況でしたが、結果2勝1敗という素晴らしい成績で決勝トーナメントへと勝ち進みました。

この2つのチームの命運を分けたものは何でしょうか?

・・・そうです、「監督」です。
(もちろんそれだけではありませんが、何か1つを挙げるとすれば、やはり監督でしょう。)

世界9位の実力を持ちながら、監督と選手が対立し、グループリーグ最下位に終わったフランスは、その実力の何分の一も出すことができませんでした。
そのフランスに個々の能力では劣る日本が見事に決勝トーナメントへと勝ち上がったのは、持てる実力以上の力を発揮したからに違いありません。

この事実は、監督の「能力」が、これほどまでにチームのパフォーマンスを左右し、結果を変えてしまうことを意味しています。

では、監督の「能力」とは何でしょう。戦術でしょうか、状況判断でしょうか、指導力でしょうか。

どれも間違いではありませんが、私がこれが一番大切だと思っています。


「選手から信頼され、『この人のためにがんばろう』と思ってもらえること。」


プロジェクトのマネジメントでも同じことが言えると思います。

私も、『この人のためにがんばってやろう』、と少しでも思ってもらえるようなPMでありたいと、常々思っています。
 

さてここからは余談ですが、

もしフランス代表のドメネク監督がドラッカーの『マネジメント』を読んでいたら・・・ひょっとして違う結果になっていたのではないでしょうか。

そして日本代表の岡田監督はというと・・・・・・ワールドカップ前にドラッカーの『マネジメント』を読んでいたのかもしれませんね。

では、また。

PMと営業の境目とは

2010 年 7 月 9 日 金曜日

こんばんは、浅田です。

ソフトウェア開発という仕事に関わっていると、
PMと営業の仕事の境目が非常にわかりにくく感じることがあります。

PMであっても、営業であっても、
プロジェクトの成功のために、
全力を尽くすという方向性は同じです。
なかなか境目をつけるのが難しいのですが、
あえて境目をつけるとすれば、
PMは製品としてお客様を満足するための仕事をするのに対して、
営業は感覚的にお客様を満足するための仕事をするのではないかと思います。

完全なパッケージ製品でないタイプのソフトウェアという商品は、
実際にソフトウェアが完成するまでどんなソフトウェアになるか、
目で確かめることが難しいものです。

ソフトウェア開発というものは、お客様からすると、
パソコンを家電量販店で買う感覚よりも、
美容室で髪の毛を切る感覚に近いのではないでしょうか。

美容室でお客様に満足してもらうためには、
お客様がどんな髪型を希望しているのかというのを感覚的に認識を合わせることと、
その希望通りの髪型に髪の毛を切る技術が必要になります。
ソフトウェア開発に当てはめると、
前者の感覚的な認識合わせが営業の役割で、
後者の技術的な仕事がPMの役割ではないかと思います。

自分がPM向きなのか、営業向きなのかを考えてみるときの、
一つの参考になれば幸いです。

それではまた。