敏腕PMブログ

PMとしての停滞と成長のベクトル

2010 年 6 月 4 日

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こんにちは、輪湖です。

私は、これまでプロジェクトマネジメントというものを、(お恥ずかしながら)すごく荒っぽくいうと次のような認識で捉えていたと思います。
プロジェクトの全部を一人でやるつもりなんだけど、それだとコストがかかりすぎるので、チームに助けてもらう。だから、メンバーのスキルや興味に応じて、タスクに分解して、アサインし、その残った部分を自分がやる。もしメンバーの中でそのタスクをできなかったら、最後は自分が巻き取る。全てを引き受け、ハブとなり、自分の責任下でやる、そんなスタンスでいた気がします。それでやりきった時は、達成感と共に評価もされてきたように思います。

それは、自分の任された領域が小さい時にはワークしていました。でも、(今から思えば当たり前ですが)その領域がいろいろな面で自分の扱えるレベルを超えたあたりから、それが回らなくなってきて、失敗を経験しました。そのことは、結構ショックでしたが、同時に少し謙虚になることを学んだ気がします。

そして、その限界を抱えながらも、これから成長していくに当たって、私自身は今後次のテーマ(問い)を追って行きたいと思っています。以下は、あくまでも問いに過ぎませんので、解は今のところありません。悪しからず。

・プロジェクトの規模と変化にいかに対応するか
例えば、旧東京三菱銀行、旧UFJ銀行の合併の際のシステム統合プロジェクトは、総費用2500億円、開発工数11万人月、技術者はピーク時で6000人が投入されたといいます。このプロジェクトのPMは、何をしていたのか。何をどこまで把握すべきで、どこからは把握しなくても良いのか。チーム体制は?、スケジュール感は?、コミュニケーションは?、、、数え上げれば山ほど聞きたいことはありますが、「規模」によって増す複雑度にいかに対応していくか、想定外のトラブル/課題という「変化」にいかに対処していくか。それはこれまでも考えてきたことですが、よりスケールするやり方を考えなければと思っています。

・複数のプロジェクトをいかに扱うか
マネージャー陣を束ねるような立場になると、複数のプロジェクトをマネージする必要があると思います。その時、プロジェクトをポートフォリオ的に考え、何をどう評価するのか、全体最適の視点から、いかにリソースを配分していくか。これは、未経験ですが面白い挑戦だと思います。

・何がプロジェクトから新しいモノを生み出すのか
しっかりとした計画に基づき、決められたモノをいかに着実に遂行していくか、それも一つだと思います。ただ、一方で、集団の中からいかにクリエイティブなモノを生み出していくか。そこにもノウハウや仕組みがあるような気がします。そのプロセスに必要な人材は?、スキルは?、役割は(マネージャーという役割は必要なのか)?、コミュニケーションは?、、、、そのプロセスは従来の「マネジメント」という概念の範疇では扱えない気がして、今すごく興味があります。糸口は、IDEOというデザインコンサルティング会社が用いている製品開発プロセス、その背景にあるデザイン思考という考え方がキーワードになる気がしています。

皆さんは、どんな問いを立てているのでしょうか?
ぜひ教えてください!それでは、また。

ポジティブな人と自分に甘い人の違い

2010 年 5 月 28 日

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こんばんは、浅田です。

ポジティブな人というと、前向きで自分に起こる出来事を
プラスに考える人というイメージがありますが、
中には自分に起こる出来事を自分の都合の良いように解釈して、
自分に甘い人がいます。

例えば自分が大きなミスをした時に、
それを大した問題ではないと都合よく解釈してしまうと、
自分に甘い人間になってしまいます。
逆に、自分がしたミスを活かして、
それを何のチャンスにするのかを考えて、
改善できるような人は非常にポジティブな人ではないかと思います。

さらにポジティブな人は、自分と一見関係のないような出来事も、
それを自分の成長のチャンスとして、自分事として考えて、
成長の材料にしてしまうような人だと感じます。

日々の何気ない出来事も自分に甘ければ何とも感じないけれど、
そこから何かを学ぼうとする姿勢で過ごすと、
勉強材料になる出来事がたくさんあることに気づきます。

本当にポジティブな人というのは、
目の前に起こった出来事を前向きに考えるというよりも、
普通にしていると、目に見えないチャンスを、
チャンスにしてしまう人なのではないかと思っています。

それではまた!

 

多数決=チームの意見?

2010 年 5 月 24 日

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皆さんこんにちは。癒し系PMの大橋です。

皆さんはチームで複数の意見から1つを選択する場合、どのような手法を使っていますか?多数決、を思い浮かべる方は多いと思います。

『多数決=民主的=チームの意見』という構図ですが、これは正しい捉え方でしょうか?

例えば5人のメンバーがいて、多数決でチームの意見を決めるとします。A案に3人、B案に2人となった場合、A案が採用されます。しかし、A案に同意しているのは5人のうちの3人で、残りの2人は違う意見を持っています。過半数が同意と捉えることもできますが、およそ同数の人たちは同意していないのです。

ここから分かるとおり、多数決はチームの半数の意見を無視する可能性があり、緊急性のある場合を除き採用すべきではありません。(多数決の代名詞、選挙では選挙日に必ず決定を下す必要があるため、この方法が合理的なのです。)

ではどうすればいいでしょう?可能な限りチーム内で意見を検討し、チーム全体で合意を取るのが理想です。その際には期限をもうけ、もしも期限までにチームで合意に達しない場合には、PMであるあなたが判断を下します。

“PMによる判断”は民主的ではありませんが、チームの半分を無視する多数決より納得のいく場合が多いのです。もちろん事前に、このプロセスで進めることに合意を取ることを忘れずに!

ではまた!

参考文献:ロバート・B・チャルディーニ 『影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか』誠信書房 1991年

マネージメントとリーダーシップ

2010 年 5 月 13 日

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こんにちは、輪湖です。

プロジェクトマネジメントという仕事は、極論すれば、無秩序の中に秩序を創り出すことだと思っています。
どう扱っていいか分からないような複雑な問題に対して、(無理やりにでも)枠をはめ、ある軸で分解し、整理し、タスク化し、担当者をアサインし、スケジューリングする。PMは、その問題をどう認識し、どう切って、どう対処するか、その判断力が問われ、その分解したタスクを計画通りに遂行することが求められます。
私は、様々な方法論や手法をベースにしつつも、この料理の仕方にある種のクリエイティビティがあると思い、そこにこの仕事の面白さを感じています。

一方で、プロジェクトは生き物であると言われることがあります。生き物=流動的であるという意味でその通りだと思います。
プロジェクト中にも、顧客の要求は変わり、メンバーのモチベーションは上下し、想定外の問題は起きます。計画は予定通りに進むことに越したことはありませんが、そうは行かないのが現実です。そんな困難な場面、刻々と変化する状況にどのように対処するか、PMはこういったことへの対応能力も必要だと感じるようになりました。また同時に、この能力はこれまでのPMスキルセットではカバーできない領域なのだとも感じています。

このことを、ジョン・コッターは、次のように表しています。
「マネジメントは複雑性に対処し、リーダーシップは変革を推し進める」

「変化」への対応、それはもはや「マネジメント」ではなく、「リーダーシップ」であるとの指摘です。リーダーシップとは何か、これを理解し、体得するには自分もまだまだ精進が必要ですが、PMは、テクニカルな知識・スキルだけでなく、もっと全人格的なモノだと思い、また気を引き締めたところです。

[参考文献]
Amazon.co.jp: MBAリーダーシップ: グロービス・マネジメント・インスティテュート, 大中 忠夫: 本

Amazon.co.jp: リーダーシップ論―いま何をすべきか (ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス経営論集): ジョン・P. コッター, John P. Kotter, 黒田 由貴子: 本

不得意だった職種でこそマネージャになるチャンス

2010 年 5 月 7 日

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今回からこのブログに参加することになった浅田です。
よろしくお願いします。

早速ですが、本題にはいります。

自分が得意とすることには2つのパターンがあります。。
(1)初めから得意だったこと。
(2)初めは全然できなくて得意になれたこと。

自分が一人のプレーヤーとして働く場合は、
(1)のパターンが当てはまる職種の方が、
活躍できる場合が多い。

逆に自分がマネージャになるなら、
(2)のパターンが当てはまる職種の方が、
活躍できる場合が多いのではないかと思います。

例えば、あまり努力せずにスーパー営業マンになれた人が、
マネージャになり、管理職になったとたんに、
活躍できなくなるケースが非常に多いです。
これは自分が簡単にできるようになったことは、
人にそれを転写することが難しいため、
チームメンバが育たないことが主な原因です。

一方で、まったく売れなかった営業マンが、
売れる営業マンになった場合は、
売れない時の気持ちも理解できるし、
売れるようになるには、どういうステップを踏むべきなのかを
人に説明することができるため、
チームメンバーが成長するので、
チーム全体の業績がよくなるという傾向にあります。

社会に出ると自分が得意でない仕事を任されることも多い。
仕事を初め優秀な周りのメンバと比較して、
劣等感を感じてしまうこともあるかもしれません。
でもそんな時は、
「その仕事が得意になれれば、
その分野で優秀なマネージャになれるチャンスがある」
という気持ちで仕事に取り組めれば、
仕事が面白くなるのではないかと思っています。

 

プロジェクト失敗の原因は、

2010 年 4 月 28 日

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こんにちは。癒し系PMの大橋です。

プロジェクトの中にはうまく行くものと、あまりうまく行かないものとあります。ではその成功/失敗の原因にはどのようなものがあるでしょう。能力難易度努力

例えば、こんな話を聞いたことがあるのではないでしょうか?

      今回のプロジェクトは成功した…それはが良かった、簡単(難易度)だったから。
      今回のプロジェクトは失敗した…それは自分に能力が無かったから。

え!?自分と同じですって?
実はこれ、最悪のパターンといわれています。4つの原因は、次のように分類できます。

      自分の問題…能力 努力
      外部の問題… 難易度

ここで先の考え方をもう一度見てみると、成功は外部の原因、失敗は自分が原因としていますね。これでは成功しても自信は付きませんし、失敗した場合は「自分はダメだな…」となり、落ち込んでしまいます。

ではどのように捉えると良いのでしょう?
      今回のプロジェクトは成功した…それは自分の能力があったから。
      今回のプロジェクトは失敗した…それは自分の努力が足りなかったから。

こう考えれば、成功したときには自信が高まりますし、失敗しても「次はもっとがんばるぞ!」と前向きになれます。実は、社長など成功者にはこのパターンの考え方をする方が多いという調査結果があります。(あの中田英寿氏もそうらしい!)

でも自分の能力って…ちょっとナルっぽいですか?その場合は、やはり成功の原因も努力と捉えてみてはどうでしょう。「がんばった甲斐があった!」って、周りから見ても気持ちがいいですよね。

成功も失敗も、全ては経験であり、成長の糧です。ちょっとの考え方の差で、あなたの、そしてチームメンバーの成長スピードが変わってきますよ。

ではまた!

参考文献:津田 秀樹『ジーパンをはく中年は幸せになれない』アスキー・メディアワークス 2009年

最強のチームとは

2010 年 4 月 15 日

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こんにちは、輪湖です。

最強のチームはどんなチームか。
プロジェクトマネージャー(PM)は、オーケストラの指揮者に例えられることがあります。大勢の演奏者をまとめて、一つの音楽を創り上げていく過程がPMと重なる部分があるからだと思います。誰が指揮者かで行くコンサートや買うCDなどを選んでいる方も多いのではないでしょうか。指揮者は、絶大な権力を持ち、その影響力が、オーケストラの音楽の質を左右します。

このような指揮者絶対のオーケストラの世界で、「指揮者のいないオーケストラ」があるというのをご存知でしょうか。オルフェウス室内管弦楽団は、指揮者を置かず、チームでリーダーシップを共有して決定を行うというプロセスを支持し、世界で最も有名な室内管弦楽団の1つに成長しているそうです。
そのオルフェウスでは、下記の8つの原則の下に、全員が意思決定に参加するプロセスを採用しています。

  • その仕事をしている人に権限をもたせる
  • 自己責任を負わせる
  • 役割を明確にする
  • リーダーシップを固定させない
  • 平等なチームワークを育てる
  • 話の聞き方を学び、話し方を学ぶ
  • コンセンサスを形成する
  • 職務へのひたむきな献身
これは、マネージャー(管理する側)とメンバー(管理される側)というピラミッド構造の上意下達型の組織で運用される原則とは、180度異なります。私は、オルフェウスの組織の方が、従来型のピラミッド型組織よりも「強い」と思います。それはピラミッド型組織では、悪く言うとマネージャーが意思決定のボトルネックとなり、その判断スピード、判断力が成否を左右してしまうからです。スーパーマネージャーに依存した組織ではなく、マネージャーがいなくとも存続可能なチーム、そんなチームが本当に強いと思います。そのためには何をすべきかを考え、日々実践していく必要があると思っています。

マネージメントも役割の一つに過ぎない。そんな姿勢を持ちながら、これからも学び続けたいと思います。

[参考文献]
Amazon.co.jp: オルフェウスプロセス―指揮者のいないオーケストラに学ぶマルチ・リーダーシップ・マネジメント: ハーヴェイ セイフター, ピーター エコノミー, Harvey Seifter, Peter Economy, 鈴木 主税: 本

Amazon.co.jp: ヒトデはクモよりなぜ強い 21世紀はリーダーなき組織が勝つ: オリ・ブラフマン/ロッド・A・ベックストローム, 糸井 恵: 本

InfoQ: 世界的に有名なオーケストラがスクラムに似た手法を採用

What do you think?

2010 年 4 月 8 日

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こんにちは。癒し系PMの大橋です。

皆さんはPMとして、会議のファシリテーションを担当する機会も多いと思います。でもメンバーのアイディアを引き出したり、いろんな人から発言してもらうのって、けっこう難しかったりします。

そんな時使ってほしいのが、『What do you think?(あなたはどう思う?)』というフレーズ。実はこのフレーズ、H&M日本法人代表のクリスティン・エドマン氏が社員とのコミュニケーションで多用するのだとか。エドマン氏は現場のスタッフからのアイディアを汲み取るために、たくさんのスタッフにこのフレーズで発言を求めるそう。

会議では、よく話す人・あまり話さない人といて、よく話す人に場が支配されがちです。でも敏腕PMとして、物言わぬ人のアイディアも引き出すのがスキルというもの。

あまり発言しない人、シャイで意見があるのに発言しない人に対しては、『What do you think, ○○? (○○君/さんはどう思う?)』と聞いて発言のきっかけを作ることで、思わぬ良アイディアが飛び出すかもしれません。その際はもちろん、どんなアイディアもポジティブに聞き入れる場作りを忘れずに。

実は僕もこのフレーズに助けられた経験があります。米国に留学していた時、慣れない英語での議論になかなか入れない僕に対してチームメンバーがたびたび『What do you think, Hide?(ヒデはどう思う?)』と聞いてくれたことで、話に参加することができました。一方では、話の流れの中で唐突に『What do you think?』と意見を求められるため、常にアイディアを考えておく必要もありました。

What do you think?

このフレーズを使いこなすことで、メンバー全員が活発に発言し、常にアイディアを考える姿勢が身に付く、そんなチーム作りを実現してください。

ではまた!

参考URL:http://www.citywave.com/osaka/tokusyu/100326/christine.html

小さな心がけが大きな差に

2010 年 4 月 1 日

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最近めっきり営業のお仕事が多い武下です。
このブログも先日から弊社PM陣での持ち回りになりました。
定期的に中身の濃いコンテンツをUPしていきたいと思います。

今日から弊社では新年度がスタートしました。
フレッシュな新卒7名も加入し、僕も数年前?の入社日を思い出します。


社会人経験の中で気づいたことは、能力の差はそれほど結果の差に
つながらないということです。
大きな結果の差につながるのは、心がけであったり実行力であったりします。

社会人の3年目くらいで気づきました。
1年目に非常に優秀といわれていて、そこから伸びずに3年目あたりでは
普通の人となるパターンってすごく多いです。

おそらく素質があるし大学生までは努力しなくても成果が出せたのだと思います。
逆に社会人になるまで努力しないと結果を出せなかった人は、社会人になっても
努力をし続けるので、ぐんぐん伸びていきます。

この努力は1日ではほとんど差が付かないのですが、1年、3年、5年と積み重ねると
本当に大きな差になるなーと、仕事ができる人に会うといつも思います。
努力の年輪が見える感じがします。

この世で一番すごい才能というのは、努力ができる才能だと思います。
第一線で活躍してる人って努力の天才ですから。

チームのパフォーマンスを最大化させる

2010 年 3 月 26 日

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皆さんこんにちは!
エスキュービズムの輪湖です。
今日からPMブログの執筆陣に加わることになりました。これからよろしくお願いいたします。

プロジェクトマネージャーの重要な役割は、「チームのパフォーマンスを最大化させる」ことだと思っています。そのためには何をすべきか、PMは日々頭を悩ませます。チームのパフォーマンスを定式化するとすると、私は以下のような式をイメージします。

チームのパフォーマンス = Σ(単位時間当たりのパフォーマンス:P×時間:T)i+α

つまりチームのパフォーマンスを最大化するためには、次の4つを上げることを考える必要があります。

  • P(パフォーマンス)を上げる
  • T(時間)を増やす
  • i(人)を増やす
  • αを増やす
まず、単位時間のパフォーマンスと時間について。
どちらかを上げれば、全体のパフォーマンスには影響を与えるのですが、実は単位時間のパフォーマンスと時間は相関せず、
長時間働くことは逆にパフォーマンスを下げる要因にもなります。パフォーマンスを落とさずに働ける最大時間を目指すのが、PMの腕の見せ所の一つだと思います。

次に人を増やすについて。
これは、一番容易だと思われがちですが、単純に頭数を増やしてもそれがダイレクトに貢献するのはなかなか難しいと思います。それは、キャッチアップコストが掛かるということと、人数が増えることによって合意形成までのコミュニケーションコストが余計に掛かるからだと思っています。したがって、最適な人数を見積もることと参画タイミングを見極めることがまた重要です。

次にαについて。
αとは何か。私はシナジー(相乗効果)と呼んでもいいと思っていますが、実はこれが一番効く気がしています。成功するチームには必ずこれがある。そういっても過言でないほど、私はこの力を信じています。ゴールを達成するために、皆で一致団結して困難な課題を乗り超えようとする力、そういうものが共有されているチームは強いと思います。それをいかに作り出すか。私にもまだこれだという答えはありません。それは、自分のテーマとして、今後いくつモノプロジェクトを経験していく中で追い続けていきたいと思っています。

このようにPMは、様々なファクターのバランスを取りながら、チームのパフォーマンスの最大化を目指す。そんなチャレンジを日々していくのだと思います。